090830  居室の音場補正
   
当社のオーディオシステム・メインにはアキュフェーズのDG-48という、部屋の音響特性に合わせて、システムから出る音を制御する機器が組み込まれています。

しかし、私共はこれを殆ど使いません。

周波数特性が荒れた音場と調整された音場のどちらが一体いいのか判断しかねるからです。

室内のリスニング・ポジショニングで音が変わるのであれば、良さそうなポイントへ移動して聴けばいいのではないでしょうか。
 

 090923 屋内側開き戸の隙間を減らす遮音性能向上 
   


対策前、隙間が四周に
34mmある状態(隙間量は部位により異なる)。

この状態ではドア(フラッシュドア)の室内側約50cmで70dBのホワイトノイズがドアの室外側か
ら約
50cmで約56dB。このドアの総合的な遮音性能は1314dBです。

これが対策後では、といっても隙間量はゼロにはなりませんが、70dB5051dBとなります。このドアの総合的な遮音性能は56dB向上します。

(以上はいずれも「補正無し」の数値)

1 使用材料(価格はホームセンター・ベース)

− 厚3mm500mmのゴム板(1500/m)0.2m。これを幅35mmに切って、沓摺上部、ドア上部
  換気扉上部に貼ります。

− 厚1.5mm30mmのゴム板(400/m)2.5m。これはドアノブ側の方立などに貼ります。

− 厚5mm30mmの両面接着テープ付スポンジ(630/m)0.5m。これは5mmに切ってドアの
  蝶番側の戸当り部分に貼ります。

− ボンドG17速乾(合成ゴム、皮革、金属、硬質プラスチック、木材)20ml(100/)2本。

2 留意点
− 隙間の塞ぎ方のコツですが、狭い隙間を残してもよいから、奥行きを深くとるべきで
  (最大限はドアの厚み)。

  戸当り部分のみに細いスポンジを貼り付けるだけでは遮音性の向上はあまり期待出ません。

− 隙間はギリギリまで塞ぎたいところですが、一箇所でもドアと当る部分が出来るとドアは
  反対側に微妙に動きます。結果としてドアが閉まらなくなります。

  建具というものは本当にデリケートに出来ていまして、大工には建具職人の仕事がな
  なか出来ない理由がそこにあります。

− ゴム板が局所的に微妙に厚くて不具合があるならば、ヤスリで削り取ります。しかし、
  この作業は施工性が極めて悪いのが難点です。

3 結論
改善後のドアの遮音性は、「音響材料の特性と選定」(日本建築学会)を参照すると、「隙間
13mm)ありの9種類のドアの範囲」に入るようです。

もっとも、遮音性が5dB上がるということはなかなか大変なことです。音のエネルギーでいえば32%に減少しています。

しかし、そもそも遮音性が目的ではなく、むしろ換気性を重視した屋内ドアの場合(ドアの下部を20mm程度空けてある場合などがそうです)、隙間を塞ぐのはいいのですが、本来換気性能をある程度残しておく方が無難です。

部屋の遮音性能を増すために壁・床・天井のリフォームをする場合、当然窓には換気口が無いインナーサッシを入れますので、あらかじめ外壁側に防音タイプの自然換気ユニットを新設すればいいでしょう。これは外壁貫通口がφ110mm程度。某メーカーの品物ですと、シャッターが「開」の状態で、300500Hzの遮音性能こそ30dB3dB程度下回りますが他の周波数帯では35dB以上の性能を持っています。特に低域側で遮音性能が落ちませんので、価格も安いし、お勧めです。

 

 100317 室内寸法比の易しいチェック方法
 これは対向する壁面が平行な場合です(非平行壁面の場合は定在波をあまり気に
する必要がありませんので)。

33cmという基準寸法で壁面間、天井−床間の寸法を割ってみてください。
結果がきれいな数字にならなければOK、あまり問題は起こりません。

仮に、きれいな数字だったとしても、対向する壁面のどちらかに家具とかラックを置け
ば大丈夫です。

ちなみに、この33cmという数字は、室温22℃(音速345m/sec)、基準のA音440Hzから
計算した、基準A音(523Hz)の上のそのまた上のC音(1046Hz)の波長です。

33cmという数字は覚え易い、実際にチェックし易いという事がこの方法の理由です。

なお、4℃程度の室温変化による音速の変化は0.7%です。例えば500Hz付近ですと、
波長の違いは 69cm→69.5cm になります。10000Hzですと3.45cm→3.474cmです。
 

 
   
 


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